20c前 沖縄・八重山 竹富島 苧麻地グンボウ絣装飾 衣装

製作地 日本・沖縄県 八重山諸島 竹富島
製作年代(推定) 20世紀前期
素材/技法 服地:苧麻×苧麻、加飾:(経)木綿×(緯)芭蕉 / 平地、経絣
サイズ 袖丈30cm、肩幅62cm、着丈88cm

苧麻織りの服地に木綿と芭蕉の交織(グンボウ)による経絣布の装飾が加えられた、八重山諸島竹富島の衣装作品。

筒袖で身頃脇にマチスリットが入った単衣の上着で「スディチラー(=袖が短い)」と呼ばれるデザイン様式のもの、これは本来働き着として使われるタイプのもののようですが、本品は祭事の衣装とされたものと推察されます(最下部の参考画像参照)。

苧麻糸の経は甘撚、緯は不撚の平糸でそれぞれ撚り接ぎがなされており、加飾の芭蕉緯糸は平糸の結びつなぎがなされている様子を顕微鏡画像で確認できます。

染めは絣の藍のみで、苧麻の白、木綿×芭蕉の白、絣部分の白が異なる色として目に映り、糸・繊維の生の美しさが最大の見どころです。藍が白の美しさをより際立たせているとも感じます。

八重山の空・海・陽光のもとで、本衣装の生命の輝きはいかばかりであるかと想像します。

      

  (光学顕微鏡による画像)
         ●服地 苧麻×苧麻

         

         ●加飾 (経)木綿×(緯)芭蕉

 

  ( 参考画像)  ご紹介品と同種の 「スディチラー(=袖が短い)」様式の八重山芭蕉布衣装

※上画像は石垣市立八重山博物館刊『-日本民藝館蔵-八重山の染織』より転載いたしております

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