ガンダーラ 3-4c ストゥッコ 菩薩頭部像

製作地 ガンダーラ地方 現パキスタン サハリ・バハロール Sahri-Bahlol
製作年代(推定) 3-4世紀
素材/技法 ストゥッコ(化粧漆喰)、顔料 / 塑像、彩色
サイズ 高さ約12cm 幅約9cm 奥行約8cm 台(スタンド)を含む高さ約22cm

端正な顔立ちに目と心を惹かれる、ストゥッコ(化粧漆喰)製のガンダーラ仏頭像。

アフガニスタン・ハッダ遺跡発掘品に顕著な面長な顔ではなく丸みの強い幼顔で、パキスタン・ペシャワール博物館に近しい顔相の収蔵品を確認することができます。

後頭部は奥行があり波状頭髪はボリューム感をもって作り込まれており、浅いレリーフで表現された供養者群像ではなく、菩薩像であった可能性が高いものと考察されます。

鼻から頬にかけて後年のパテ直しは見られるものの、発掘時のままの自然なパティナが損なわれることなく付着し一部製作時の顔料彩色も残っており、作為の無いオリジナルの表情・空気感とそこから発せられる深い精神性を愉しむことができます。

何と言っても優美で見飽きることが無いという点で、秀でた魅力が実感される一品です。

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