
製作地 カンボジア南部
製作年代(推定) 19世紀末~20世紀初め
素材/技法 絹(繻子地)、染料 / 巻き締め絞り、縫い締め絞り、描き染め
サイズ 幅76cm、長さ182cm

インドネシア・スマトラ島の絹絞り”プランギ”に近しい意匠の、カンボジアの宮廷儀礼用絹絞り布。
クメール宮廷内でチャム人が手掛けた種類の染織作品であることが知られており、クメール人の手による仏教デザインの絞り染めとは異なり、イスラーム様式の幾何学文デザインであることに大きな特徴があります。布両端の鋸歯状模様に”生命樹”が描かれている点は印象的です。
海洋国家チャンパー王国の末裔とされるチャム人の文化的遺伝子が発揮された格調ある染織作品であり、インド、マレー世界、更には琉球王国と繋がっていた古(いにしえ)の時代に想いを馳せることに歴史の浪漫と愉しみが見い出せる一枚です。





(下は光学顕微鏡による画像)



(online shop記載 コンディションについての参照画像)


ピンバック: チャム系絞り染め頭布 キエト