
製作地 インドネシア バリ島
製作年代(推定) 19世紀末~20世紀初め
素材/技法 絹、天然染料、銀モール糸 / 平地格子織
サイズ 幅(緯):33cm、全長(経):232cm(経は2箇所の接ぎ合せあり)
製作地バリ島での蒐集品ですが、もし本布が江戸時代の日本に渡ってきていたとしたら、茶人・数寄者が放っては置かないであろう”茶裂的”古格と雅趣が匂い立つ絹織物です。
単純な色糸構成の平易な縞織布のようにも思えますが、細部を良く観察すると(下の光学顕微鏡画像参照)、経・緯ともに一見する以上に多くの色数が不規則的に使用されており、銀モール糸や色がグラデーション状に変化する先染め糸(絣糸状のもの)が加えられるなど、生半ではない凝ったつくりのものであることが判ります。
日本国内で現在に伝わる渡り間道裂及びそれを用いた仕覆等の茶裂の中には、明確な製作地が分からないものが多数ありますが、オランダ東インド会社がバタヴィア(ジャガタラ)経由でもたらしたインドネシア諸島作の染織が含まれることはまず間違いのないところです。
もちろん能書き抜きで美しく、時代を超えて瑞々しい生命力を輝かせ続けるアンティーク染織の逸品です。






(下は光学顕微鏡による画像)





(online shop記載 コンディションについての参照画像)




ピンバック: 絹&銀モール 縞格子布 段文様間道
ピンバック: 絹・銀モール 縞格子布 段文様間道